ウェイトとスポーツ1 (素人的考察)

 ウェイトトレーニングの人気と注目度が徐々に高まり、スポーツの現場においても、身体作りという面から高重量のウェイトを推奨しているケースも増えている。 

 筋力を高めることによってパワーが付き、例えば野球であれば飛距離が伸びる、コンタクトスポーツで言えば相手をふっとばせるようになるかもしれない。事実、私も高校時代ラグビー部で毎日のようにウェイトに勤しんでおり、パワーがアップしたという「実感」はあった。

 だが、ウェイトを「盲目的」に良いと位置づけることは危険があると最近感じている。大きな理由は、ウェイトの重量と競技力のレベルが一致していない選手が多々見受けられるからである。

 例えば、現神戸製鋼に所属のオールブラックス正LOのレタリックは、204cm121kgという体格でベンチプレスが90kgしか挙がらないそうだ(どこかのTVでイシレリ選手が語られていた)。しかし、試合に出ればとんでもないパワーで相手を粉砕する。体幹が相当強い山田章人選手でも、ベンチプレスは110~120kg程度らしい(那須大亮チャンネル)。元東福岡のNo.8で現パナソニックのFLである福井翔太選手も、日テレのYouTubeではベンチ100キロ程度であった。

 

 次回は、なぜウェイトの数値と競技力が必ずしも一致しないケースがあるのか素人目線で考察していきたい。

 

参考資料

 

youtu.be

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